2005年03月01日

登記所(法務局)ってなに?

登記所(法務局)とは・・・

登記所は、登記の情報を管理・保管している役所のことを言いますが、通常「登記所」という言い方はせず、「法務局」と呼んでいます。
東京法務局、横浜地方法務局、東京法務局府中支局、東京法務局渋谷出張所 などは具体的な「登記所」の名前です。

それぞれの登記所では管理(管轄)する区域が決まっています。例えば、東京法務局府中支局であれば、府中市、調布市、小金井市、国分寺市、国立市、狛江市といった具合です。
※不動産登記と商業登記とでは管轄が異なる場合があります。

現在、登記所は、登記の情報をコンピュータを使って管理している登記所(コンピュータ庁)と、紙の帳簿を使って管理している登記所(ブック庁)とに二分されます。将来、全ての登記所はコンピュータ庁に切り替わる予定になっています。

全国の法務局とその管轄及びコンピュータ庁・ブック庁の別は下記サイトからご確認下さい。
 http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/kankatsu_index.html
 http://info.moj.go.jp/
 


登記所は、登記の内容を一般に公開しています。公開されている情報の確認方法は管轄法務局がブック庁なのかコンピュータ庁なのかによって異なります。以下、それぞれについて説明します。

◆ブック庁
(1)法務局に備置している登記簿を直接閲覧する
 ブック庁では、登記を紙の帳簿(登記簿)をファイルして管理しています。閲覧とは、この登記簿のファイルを直接見せてもらうことを言います。
 閲覧の手数料は、500円です。

(2)登記事項について記載された書面(登記簿謄本・抄本)をもらう
 先に説明したようにブック庁では、登記は紙の帳簿(登記簿)という形でファイルされています。閲覧はこの登記簿を見せてもらうだけでしたが、登記簿の写しをもらうこともできます。この登記簿の写しのことを登記簿謄本あるいは登記簿抄本といいます。「謄本」「抄本」の違いは、登記簿の全部の写しなのか一部の写しなのかの違いです。
謄本(抄本)の交付手数料は、登記簿謄本(抄本)1通あたり1,000円です。


◆コンピュータ庁
(1)登記事項について記載された書面(登記事項要約書、登記事項証明書)を発行してもらう
 コンピュータ庁では、登記はコンピュータのファイルで管理しています。従って、ブック庁のように登記簿を直接見せてもらう「閲覧」制度がありません。そこで、ブック庁での閲覧に代わる制度として用意されているのが登記事項要約書です。
 登記事項要約書は、登記簿謄本の簡易版と言ってよいでしょう。登記簿謄本と違い、過去の情報は一切表示されていません。ブック庁での閲覧に代わるものなのですが、閲覧で得られる情報を知るにはちょっともの足りないかもしれません。
交付手数料は、登記事項要約書1通あたり500円です。
 
 また、ブック庁での「登記簿謄本」にあたるものが登記事項証明書です。登記事項要約書と違って、過去の情報も必要な範囲内で全て記載されています。また、登記簿抄本のように一部事項の証明書を発行してもらうことも可能です。
交付手数料は、登記事項証明書1通あたり1,000円です。


(2)インターネットを使って登記事項を閲覧する
 コンピュータ庁では、登記をコンピュータで管理しているために、従来のブック庁ではできなかったサービスを提供しています。インターネットでの登記事項の閲覧(登記情報提供サービス)もその一つです。
下記アドレスからインターネットで登記情報を閲覧することができます。但し、事前に利用者登録をしておく必要があります。利用可能な時間は午前8時30分から午後7時までなので、法務局よりも使い勝手が良い場合もあり便利なシステムです。
 http://www1.touki.or.jp/


※登記をコンピュータで管理していることによるメリットとして、管轄の異なる法務局の登記情報を取得できることがあげられます。例えば、東京都渋谷区所在の不動産に関する登記は、東京法務局渋谷出張所の管轄になります。コンピュータ化する以前であれば、渋谷出張所へ行って閲覧するか、登記簿謄本を交付してもらうかでした。これが、登記情報のコンピュータ化により、インターネットを介して各法務局が登記情報を共有することができるようになりました。従来、渋谷出張所でしか取得することができなかった情報を、例えば大阪法務局で取得することができるようになったのです。大阪法務局で渋谷区所在の不動産の登記事項証明書を発行してもらうことができるのです。手数料は渋谷出張所で取得するのとまったく変わりません。


◆その他の証明書
 上記の証明書は、「現在」有効な登記事項を調べる場合には有効ですが、「過去」の登記事項を調べる場合には「閉鎖謄本(閉鎖事項証明書)」といったものもあります。 
 また、不動産登記については、土地については公図、建物については建物図面といった図面を閲覧したり、その写しの交付を受けることができます。


※閲覧や登記簿謄本(登記事項証明書)などについては、こちらをご参照下さい。
不動産登記  http://tokusuru.seesaa.net/article/5976038.html
会社・法人登記  http://tokusuru.seesaa.net/article/6696533.html


◆手数料の納付
 閲覧や各種証明書等の交付を受けるには手数料を納付する必要があります。
この手数料は登記印紙を購入し申請書に貼付することにより納付します。登記印紙は収入印紙とは違うので注意が必要です。法務局内に印紙売り場がありますので、こちらで購入することができます。
posted by きむたろ at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 登記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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