2005年04月08日

日立、ポイズンピル導入を検討

日立製作所は6月に開催する株主総会に、敵対的買収に備える企業防衛策「ポイズンピル(毒薬条項)」の導入を提案する検討に入った。
国内の大手企業で導入の動きが明らかになったのは初めて。
日本の代表的メーカーが導入に踏み切れば、米国で最も一般的な企業買収の防衛策が日本でも一気に普及する可能性がある。
http://www.asahi.com/business/update/0406/002.html 【asahi.com】


ライブドアによるニッポン放送の買収劇から得られた教訓により、早速対応策を検討する企業がでてきました。


一般的に「時価総額が低いのに多額の現金を持つ企業」や「高い技術力が株価に結びつかない企業」は買収リスクが高いと言われています。
今回の日立製作所の場合は、時価総額は約2兆2千億円もあり、直ちに買収リスクに直面する可能性は低いように思われます。

しかし、日本企業の株価は依然低迷しており、外資などによる買収リスクは高い状況にあります。また長引く超低金利で金融機関は運用難に悩んでおり、高金利を稼ぐ買収ファンドなどに巨額資金が流れ込みやすい状況にも配慮する必要があるということから、今回の検討に着手したようです。


バブルの崩壊により、日本企業の伝統とも言える株式の持ち合いがなくなり、突如として「市場」という大海原に放り出された感のある日本企業には、これまでこうしたリスク対策を検討する余裕がありませんでした。

また、商法の改正により理論的にはポイズンピルの導入は可能となっていたのですが、前例が乏しいことなどからこうした新しい制度の導入には及び腰になっていた感があります。


今回のライブドアの行動は、こうした状況に風穴をあけ「新しい風」を吹かせたという意味で、大いに意義があったと思います。
ただ、堀江氏当人にそんなつもりはなかったような気もしないでもないですが・・・


今後、商法の更なる改正など法整備も進められていく予定で、経営者の過剰な保身行為につながらないよう配慮しつつ、議論がなされていくのは、日本企業全体にとっての利益になることと思います。
posted by きむたろ at 11:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2005-04-18 18:08
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