2005年05月11日

相続人は誰?(その2)

今回は、前回の相続人についての続き、配偶者と血族相続人についてです。

それぞれの定義は以下のとおりです。

T.配偶者
 法律上の婚姻関係にある夫婦の一方のことを言います。
 「配偶者」は戸籍の届出をしている夫婦でなくてはいけません。
 夫婦同然の生活をしていても、戸籍上夫婦になっていなければ、法律上の配偶者とは言えません。
 よって、相続人になることもできません。
 逆に、戸籍の届出をしている配偶者は、必ず「相続人」となります。

 例外は、「欠格事由」がある場合か「排除」されている場合です。
 これについては、また別の機会にご説明します。


U.血族相続人
 こちらは少し複雑です。
 「血族相続人」には3つの類型があります。

  @子    (第一順位)  数人いる場合、その全員が相続人となります。
  A直系尊属(第二順位)  一般的には亡くなった方の親(祖父母)です。
  B兄弟姉妹(第三順位)  亡くなった方の兄弟姉妹です。

 注意しなければいけないのは「これら3類型全てが相続人になることはない」ということです。
 「相続人」になれる資格は、@ABの順番でまわってくるのです。

 亡くなった方(被相続人)に子供がいれば、この「子」が相続人となり、Aの直系尊属、Bの兄弟姉妹は相続人にはなりません。
 次に、被相続人に子供がいなかった場合、次順位にあたる「直系尊属(親)」が相続人となるのです。両親が既に亡くなっている場合、祖父母が存命であれば、その方が相続人となります。
 そして、子がなく、両親も祖父母もそのまた祖先も亡くなっている場合、この時、ようやく「兄弟姉妹」が相続人となる順番がまわってくるのです。

この「配偶者」と「血族相続人」の双方が「相続人」となるのですが、そのどちらもいない場合ということもあるでしょう。この状態を相続人不存在と言います。

このように、民法では相続に関する細かいルールが決められています。
それでも、相続をめぐる「争い」は尽きないもので、相続ならぬ争族とも言われるくらいなのです・・・
posted by きむたろ at 08:40| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 相続 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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