2005年05月24日

生体認証の問題点

手の静脈や瞳の虹彩の模様で本人確認する生体認証システムの導入が急速に広がってきました。

第三者に盗まれる可能性が低く「なりすまし」も難しいため、キャッシュカードの偽造対策として東京三菱銀行がATMに導入したのを始め、パソコン利用者の認証ビルの入退出管理などにも応用が進んでいます。

生体認証で現在の主流は、手のひらや指の静脈パターンを読み取って、本人であることを確認するものですが、目の虹彩を読み取る方法なども考えられるそうで、実用化されればSF映画の世界が現実になってくるのです。

さらにこの生体認証、認証速度は0.4〜0.5秒というすぐれもので、暗証番号の入力などとは比べ物にならないスピード感まで実現しています。


さて、この夢のような良い事ずくめの生体認証、問題点はないのでしょうか?


まずは、認証精度の問題です。
認証精度とは、他人を本人と誤認する確率のことを言います。
日立製作所や富士通は、1000万分の2〜1000万分の8という高精度を誇っており、新規参入をかけてきた韓国のテクスフィア社の低価格機でも100万分の1という高精度を実現しています。

こうしたカタログ値だけをみると問題はないように思われます。
しかし、実際に誤認が起こった場合はどうなるのでしょうか?
「正真正銘の本人」が「本人」と認めてもらえないことが実際に起こったらどうなるのでしょうか?
この判断をするのが「機械」であることになにか得たいの知れない「恐ろしさ」を感じるのは私だけでしょうか?

それともうひとつ。
静脈や虹彩などの生体情報が第三者に盗まれたらどうするのでしょうか?
暗証番号と異なり事後的に変更ができるものではありません。


こうした「新技術の開発者」と「犯罪者」の知恵比べはいたちごっこと相場が決まっています。
技術が「高度化」されればされるほど、犯罪も「悪質」になっていくような気がするのは私だけではないと思うのですが・・・
posted by きむたろ at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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