2005年05月30日

成年後見制度とは?(その2)

今回は、前回(5/26)に引続き成年後見制度についてです。

前回は、成年後見制度のうち「法定後見制度」についてお話をしましたので、今回は任意後見制度についてです。


両者の違いは、今現在の本人の状態です。


法定後見制度は、今現在、本人の判断能力になんらかの問題が生じている場合に利用するものです。今すぐにでも後見人などの代理人を必要としている人のための制度なのです。

この制度では、本人がすでにぼけてしまっているために、自分で裁判所に申立をすることができません。親族など周りの人が申立をしてあげなければ、今回の富士見市の姉妹のようになってしまいます。

こうした場合は、代わりに市町村長が申立をすることができるわけですが、この制度はさほど利用されていないようです。ここに改善の余地があります。


これに対し任意後見制度とは、本人がぼける前の今のうちに、「将来」ぼけるなど判断能力に衰えがでてきた時に備えて、支援してくれる人(後見人)や支援内容(財産の管理方法)を、本人が自分の意思で決めておくものです。

具体的には、本人が将来支援をしてくれる人(任意後見人)と任意後見契約を公証人役場で締結し、家庭裁判所に申立をします。

この制度は、本人の判断能力が衰える前に、自分自身で後見人や財産管理方法を決めておくことができるため、法定後見制度と比べると本人の意思を尊重することができ、なおかつ必要な保護も受けられます。

今はまだ任意後見契約を結ぶことは少ないのですが、広く世間に周知することにより、普及していくといいですね。
posted by きむたろ at 22:55| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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