2005年08月15日

不動産登記簿の記載内容

今回は、不動産登記簿にはどのような内容が記載されているかについて解説します。

不動産登記簿の記載は、大きく分けて表題部権利部に分かれています。

そして「権利部」はさらに甲区(所有権に関する事項)乙区(所有権以外の権利に関する事項)に分かれます。


まとめると以下のようになります。
 1.表題部
 2.権利部
  (1)甲区(所有権に関する事項)  
  (2)乙区(所有権以外の権利に関する事項)


1.表題部

これは、土地や建物についての下記のデータが記載(表示)されている部分です。
 ・土地:所在、地番、地目、地積
 ・建物:所在、家屋番号、種類、構造、床面積
(マンション等区分所有建物の場合は、さらに一棟の建物の表示と専有部分の建物の表示と別個に表示される)
これは、いわば登記簿の「名前」や「顔」にあたる部分で、該当不動産の外形的なデータが記載されている部分です。
「表題部」は、後に説明する「権利部」と違い、どの登記簿にも必ず記載がなされるものです。「名前」や「顔」のない不動産は存在しない、といったところでしょうか。


2.権利部

こちらは、土地や建物に対する「権利」について記載されている部分です。
登記することができる「権利」は以下の9種類です。
 所有権、地上権、永小作権、地役権、先取特権、
質権、(根)抵当権、賃借権、採石権
先の「表題部」と違って、「権利部」に記載される「権利」とは目に見えないものです。
不動産登記簿は、こうした目に見えない「権利」について記載し、誰でもがそれを確認することができるように存在しているのです。
また、「表題部」でも書いているように、「権利部」は絶対に記載がなければいけないというものではありません。ある「権利」をもっている者が、その権利を持っているという事実を世間に知っておいて欲しい場合のみ記載してもらえばよいことになっています。


(1)甲区(所有権に関する事項)

こちらには、土地や建物の「所有者」に関する事項が記載されます。具体的には、所有者の「氏名(商号)」「住所(本店)」です。土地や建物といった不動産の所有者は「所有権」という権利を持っているのです。
先に書いたように「権利部」は必ず記載しなければいけないわけではないのですが、不動産といった高額な財産の「所有権」を持っているわけですから、通常は登記簿に記載(登記)することが常識となっています。登記をしていない場合、自分が所有者であることを、他の者に対して主張することができなくなってしまうからです。
尚、「(仮)差押」の登記はこちらの「甲区」に記載されます。


(2)乙区(所有権以外の権利に関する事項)

所有権以外の他の8つの権利は、こちらに記載されます。
こちらも所有権同様、登記簿に記載(登記)するかしないかは任意です。
登記をしていない場合、自分が権利を持っていることを、他の者に対して主張することができなくなってしまうことも同じです。
登記簿には、権利を持っている者の「氏名(商号)」「住所(本店)」とそれぞれの権利の内容について不動産登記法で定められた事項が記載されます。

posted by きむたろ at 23:05| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 登記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然ぶしつけな質問ですいません。私の昔の知り合いで司法書士してる木村太郎さんっているのですが、同一の方でしょうか?違う方でしたらすいません。ご出身はどちらですか?
Posted by 行政書士のたまご at 2005年08月17日 12:54
結構ありがちな名前ですみません。
ちなみに私の出身は神奈川県です。
お知り合いの方でしょうか?
メールでもいただけたら幸いです。
houritu68@yahoo.co.jp

Posted by きむたろ at 2005年08月18日 09:57
秦野市ですか?H4(?)W大卒?
Posted by 行政書士のたまご at 2005年08月19日 10:43
一部違ってるところもあるのですが、
行政書士のたまごさんの知り合いで間違いないと思いますよ。
行政書士のたまごさんはどちらさまですか?
Posted by きむたろ at 2005年08月19日 18:52
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